M1(かに星雲)     NGC1952
おうし座の超新星残骸
光度:8.4等/視直径:6'×4'
M1

<撮影データ>
2006 12/30 02h32m〜 露出10分の9画像をコンポジット タカハシミューロン180反射+μコレクター(F9.8) ニコンD70改
感度ISO1600 タカハシEM-200赤道儀 D90mmガイド鏡(f1200mm)+オートガイダーVSTにて自動追尾
撮影地:山梨県棚沢今川線林道

【 プロフィール 】
 メシエ天体中唯一の超新星残骸で、1731年にジョン・ベヴィスが発見した天体です。メシエは1758年に独立発見しています。1844年にイギリスのロス卿が、口径180cmの大望遠鏡で覗いた際に内部のフィラメント構造がカニの足のように見えたことから、「かに星雲」と名付けました。星雲形成の元になった超新星爆発は1054年に起こったもので、中国の古文書に記録がある他、日本でも鎌倉時代に藤原定家が書いた「明月記」に記述が残されています。爆発により中心に残った超高密度の中性子星は電波やX線を発していますが、その高速回転により規則正しい周期で明滅を繰り返す、いわゆる「パルサー」の代表例として非常に有名です。

【 観望ガイド 】
 おうし座の南側の角に当るζ星から約1度北西に位置しています。右の案内星図右上の円は、焦点距離1000mmの望遠鏡+広視野アイピースで覗いた時の視野円(約2度)で、このときζ星と同一視野に入りますので、比較的見つけやすい天体です。意外と明るいので、7×50の双眼鏡で存在がわかります。口径6cm程度の望遠鏡に高倍率をかけると佐渡島のような形が確認できます。ニックネームの元になっているフィラメント構造を見るには口径30cmクラスの望遠鏡が欲しいところです。

3時の南中日 0時の南中日 21時の南中日
10月26日 12月11日 1月25日