M45     (NGC番号なし)
おうし座の散開星団(密集度c)
光度:1.6等/視直径:110'
M45

<撮影データ>
2006 11/24 22h04m〜 露出2分×5+12分×5 タカハシε-180ED(F2.8) ニコンD80 感度ISO800
タカハシEM-200赤道儀 D90mmガイド鏡(f1200mm)+オートガイダーVSTにて自動追尾
撮影地:山梨県みずがき林道

【 プロフィール 】
 肉眼でも見えるため紀元前から知られている天体で、「プレアデス星団」という固有名称があります。欧米ではギリシャ神話に出てくる7人姉妹にちなんで「セブン・シスターズ」という別名でも呼ばれ、星団内の輝星には各姉妹(アルキオーネ,エレクトラ,マイア,メローペ,タイゲタ,ケレーノ,アステローペ)とその両親(アトラス,プレイオネ)の名前が付いています。日本では「すばる」の名で親しまれてきました。太陽系からの距離が440光年と近いため、視直径が満月の4個分と大きく、また明るく見える散開星団です。写真でわかる通り反射星雲を伴っていますが、最近の研究によると星団と星雲の視線速度が異なることから、星雲の大部分は星団中の星の形成で余った残留物質ではなく、たまたま星団の通り道にあった分子雲中のダストが星団の星に照らされて見えているだけという説が出てきています。

【 観望ガイド 】
 オリオン座の西側の肩に位置する2等星ベラトリクスからおうし座の1等星アルデバランを結んで延長した先にあります。普通の視力の人なら肉眼で6個ほどの星が確認できます。大きく広がった疎らな星団なので、全体を美しく観望するなら低倍率の双眼鏡を用いるのがベストです。望遠鏡では余程の低倍率にしない限り視野が狭すぎて星団全体を見渡すことができませんので、むしろ中倍率にして星団中にある重星の分離を楽しむと良いでしょう。口径10cm以上の望遠鏡では、好条件下でメローペ付近の反射星雲が見えるようになりますが、しっかり観望するなら口径20cm以上の大口径望遠鏡を使うのが望ましいです。

3時の南中日 0時の南中日 21時の南中日
9月29日 11月14日 12月29日