M71     NGC6838
や座の球状星団(集中度XI)
光度:8.2等/視直径:7'
M71

<撮影データ>
2007 09/14 21h28m〜 露出3分の10画像をコンポジット タカハシε-180ED(F2.8) ニコンD80
感度ISO800 タカハシEM-200赤道儀 D90mmガイド鏡(f1200mm)+オートガイダーVSTにて自動追尾
撮影地:静岡県表富士五合目

【 プロフィール 】
 この天体を最初に発見したのはシェゾーで、発見年は1745年頃とされています。1780年6月2日にはメシエの協力者であるメシャンが独立発見しており、メシエはその年の秋における自らの観測に基づき「星の無い丸い星雲」としてカタログに登録しました。球状星団としては疎らなため、密集度の高い散開星団ではないかという説もありましたが、現在では球状星団との認識が定着しています。ただし、スペクトル解析から推定される重元素量が球状星団としては最も多いレベルであることや、13000光年の距離と7分角の視直径から換算される実直径が30光年未満と小さいことなどもあって、散開星団説を完全否定できない面があるようです。

【 観望ガイド 】
 や座γ星とδ星の中間点のやや南東にあります。や座がわかりにくい場合は、大雑把にわし座の1等星アルタイルの北約10度と憶えておくといいです。暗めで小さいため、小型双眼鏡では位置確認するのがやっとでしょう。望遠鏡では低倍率にしておき、ファインダーでや座γ星とδ星を捉えてそのほぼ中間点にある9番星の少し東に照準を合わせれば、主望遠鏡側の視野に入っているはずです。アルタイルを導入してから目盛環を使って赤緯方向移動で北へ10度振る方法も意外と使えます。暗い星で構成されているため、口径8cmクラスまでの望遠鏡では小さな星雲状にしか見えません。星が分解して見えるようになるのは口径10cm+中倍率からで、中心部の分解には口径20cm以上を要します。

3時の南中日 0時の南中日 21時の南中日
6月1日 7月17日 8月31日