
地心距離=0.904AU ,日心距離=0.311AU
<撮影データ>
2004 04/24 04h00m〜 露出2分 Ai-Sニッコール105mmF2.5(F4) ニコンD70
感度ISO200 NR-ON RAWモード ビクセンGPガイドパック赤道儀にて恒星時追尾
撮影地:長野県小海町
※トリミングをしています。
オーストラリアの有名なコメットハンターであるブラッドフィールド氏が2004年3月23日に発見した新彗星です。太陽に非常に近づく軌道であったため、4月中旬には地上からの観測が困難になりましたが、4月17日の近日点通過の前後2,3日にかけてNASAの太陽観測衛星SOHOのコロナグラフ写野を横切っていくのがインターネットの公開画像にて楽しめました。地上から再び見えるようになったのは4月22日ごろからで、約4等で観測されました。この画像は近日点通過から1週間後に撮影したもので、頭部はそれほど目立たないものの、緩やかに曲ったダストの尾が3度以上伸びているのがわかります。
ブラッドフィールド:地心距離=0.928AU ,日心距離=0.340AU
リニア:地心距離=1.049AU ,日心距離=0.616AU
<撮影データ>
2004 04/25 03h48m〜 露出2分 シグマAF28mmF1.8II ASPHERICAL(F3.5) ニコンD70
感度ISO400 NR-ON RAWモード ビクセンGPガイドパック赤道儀にて恒星時追尾
撮影地:長野県小海町
同時期に見えていたブラッドフィールド彗星とリニア彗星が明け方の東天に揃って昇ってきたところを広角レンズで狙った画像です。光度見積りの参考用にアンドロメダ大星雲まで写野に入れてます。両彗星とも頭部のコマ部分はアンドロメダ大星雲とほぼ同程度に写っているので、4等台の明るさでほぼ互角でした。尾に関しては、ブラッドフィールド彗星の方は淡いところまで含めると10度近くまで伸びていますが、リニア彗星の方はこの拡大率では尾が認められません。ということで、この競演は尾の長さの差でブラッドフィールドの圧勝でした。
地心距離=1.030AU ,日心距離=0.457AU
<撮影データ>
2004 04/29 03h31m〜 露出2分 Aiニッコール35mmF1.4S(F2.8) ニコンD70
感度ISO200 NR-ON RAWモード タカハシEM-200赤道儀にて恒星時追尾
撮影地:山梨県南部町
山梨県南西部の某峠から撮影したブラッドフィールド彗星と富士山のツーショットです。彗星の尾は10度以上も写っているようです。左上には満月5個分の視直径を有するアンドロメダ大星雲が写っており、比較すると彗星がいかに雄大だったかがわかります。
地心距離=1.030AU ,日心距離=0.457AU
<撮影データ>
2004 04/29 03h43m〜 露出3分 Aiニッコール85mmF2S(F4) ニコンD70
感度ISO200 NR-ON RAWモード タカハシEM-200赤道儀にて恒星時追尾
撮影地:山梨県南部町
彗星の光度はさすがに低下してきましたが、太陽との離角が大きくなって、空が暗いうちに昇ってくるようになったため、尾がよく見えるようになりました。口径5cmの双眼鏡で眼視確認できたダストテイルの長さは5度程度。この画像では10度ほど伸びているのがわかります。
地心距離=1.056AU ,日心距離=0.485AU
<撮影データ>
2004 04/30 03h29m〜 露出3分の4画像をコンポジット ペンタックス100SDUF屈折(F4)
ニコンD70 感度ISO400 NR-ON RAWモード タカハシEM-200赤道儀
D65mmガイド鏡(f1300mm)+オートガイダーVSTにて恒星追尾
撮影地:長野県南牧村
ブラッドフィールド彗星を望遠鏡直焦点で撮影した画像です。頭部の光度は約5.5等で、コマの部分が彗星特有の青緑色に写っています。暗くなったとはいえ、まだ小型双眼鏡で尾が見えていました。ダストの尾が目立ち、先端にいくほど太くなっています。イオンの尾はダストの尾に重なっているようで見難いですが、その筋状構造が微かに認められます。
地心距離=1.332AU ,日心距離=0.798AU
<撮影データ>
2004 05/12 03h33m〜 露出1分の4画像をコンポジット ビクセンR200SS反射+コマコレクター(F4)
ニコンD70 感度ISO1600 NR-ON RAWモード タカハシEM-200赤道儀にて恒星時追尾
撮影地:富士山須走口五合目
遠ざかり行くブラッドフィールド彗星です。光度は8等台まで低下し、もはや小型双眼鏡では確認できなくなりました。それでも画像上では尾が1度弱伸びているのがわかります。まだ太陽から1AU以内の距離にいて、この明るさですので、彗星本体自体は決して大きいものではなく、近日点距離の小さい軌道を持つことで明るくなるタイプの典型だったと言えるでしょう。