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我流天体画像処理の実際 ☆
これまでの試行錯誤で良好な結果が得られた画像処理について紹介していくコーナーです。今回は星像を滲ませる特殊フィルタの効果を画像処理で実現するものです。はっきり言って邪道かもしれませんが、処理の条件を変えることによって効果の度合いを変えることができるという、フィルタでは行なえないような芸当が可能になります。処理はいたって単純なので、すでに気付かれている方もいるかもしれません。
<第2回 ガウスぼかしを使ってニジミ星野写真を作る(Photoshop使用)>
これは広角レンズで写した夏の大三角の画像です。左が生画像で、中央は主にコントラストを向上させた補正画像です。
このような補正をかけると天の川はくっきりと浮かび上がってきますが、星は埋もれてしまって星座の形がわかりにくくなってしまいます。
そこでよく用いられるのがDiffusionフィルタを使って輝星を滲ませ、目立たせる手法です。右はそのようなフィルタを使って撮影した画像です。
この手法では星の色が良くわかるようになるなどのメリットがありますが、効果が強すぎて星像が大きく肥大してしまうきらいがあります。
このDiffusion効果を画像処理で実現し、ほどよいニジミ星野写真を作ってみます。 処理前 処理後
まず、Photoshopのメニューから[イメージ]→[複製]で元画像(上記の左の画像)のコピーを作ります。
次いで複製画像に対して[イメージ]→[色調補正]→[トーンカーブ]を選び、下図のような曲線で補正します。これは暗い星の排除が目的です。
次に[フィルタ]→[ ぼかし]→[ ぼかし(ガウス)]を選択し、「半径」の数値を上げて画像をぼかします。 処理前 処理後
「半径」は画像の解像度や星をどの程度まで滲ませるかによって変える必要がありますが、概ね15以下が適当なようです。
次に[イメージ]→[画像操作]を選択します。「元画像」に撮影生画像を設定、「描画」は「加算」を選択します。 処理前 処理後
ここで「不透明度」の数値を変化させることにより、滲ませ具合をコントロールできます。
具体的にはこの数値を低くすると滲みが大きくなり、高くすると滲みが少なくなります。
最後の仕上げとして[イメージ]→[自動レベル調整]等の処理でコントラストを向上させます。 処理前 処理後
名付けて "Digital Diffusion" 処理(そのまんまです)。出来上がった画像を他の画像と比較してみましょう。 ノーマル画像 Digital Diffusion 処理画像 Diffusionフィルタ使用の画像
星を滲ませるというより潤ませるという感じかもしれませんねぇ。
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途中の処理でパラメータを変えたり、ぼかし画像を複数使ったりすると効果が変わりますので、いろいろと試してみるとよいでしょう。