☆ 我流天体画像処理の実際 ☆

 これまでの試行錯誤で良好な結果が得られた画像処理について紹介していくコーナーです。今回は光害による部分的なカブリや周辺減光の発生した画像を救済する処理方法を紹介します。場合によっては背景のカラーバランスが整うこともあります。

<第3回 ガウスぼかしを使って光害カブリや周辺減光を補正する(Photoshop使用)>

これは広角レンズで得られた火球の画像です。
残念ながら光害カブリが発生して、中心から右下へ向ってシアン系のグラデーションがかかってしまいました。
これではせっかくの大流星写真も台無しで、美しさが半減してしまっています。


そこで簡単な画像処理により、この光害カブリを除去して見栄えを良くしてみます。
まず、Photoshopのメニューから[イメージ]→[複製]で元画像のコピーを作ります。
次いで複製画像に対して[フィルタ]→[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]を選び、「半径」の数値を最大の250pixelsにしてぼかし効果を最大にします。


処理前

処理後


次に生画像ウィンドウを選択した後、[イメージ]→[画像操作]を選びます。「元画像」にぼかし画像を設定、「描画」は「減算」を選択します。
ここで「不透明度」の数値は通常100%にしますが、必要に応じてプレビュー画像を見ながら変更します。
具体的にはこの数値を高くするとカブリ除去効果が大きくなり、低くすると効果が小さくなります。


処理前

処理後


最後の仕上げとして[イメージ]→[色調補正]→[明るさ・コントラスト調整]等の処理で暗くなった画像を明るくしてやります。

処理前

処理後


出来上がった画像を元の生画像と比較してみましょう。カブリが目立たなくなるだけでなく、なんと背景のカラーバランスも整ってくれました。
この方法をうまく利用すると周辺減光の補正も可能になりますので、興味のある方はお試しあれ。

初期画像

最終画像
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※注意 : この処理は撮影対象が画面の大部分を占めるような場合には良い結果が得られません。