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スイフト・タットル彗星

スイフト・タットル彗星(109P)

地心距離=1.370AU ,日心距離=0.980AU

<撮影データ>
1992 11/30 18h01m〜 露出10分 NewFD300mmF4(F4) キヤノンEF
タカハシ90S赤道儀にて恒星時追尾 フジカラーHG400
撮影地:埼玉県民の森駐車場


 1992年9月27日未明、長野県の木内鶴彦氏がおおぐま座を捜索中に偶然検出しました。元は1862年に発見された彗星で、19世紀に出現した彗星では屈指の大彗星だったと言われています。その際の観測を元にした軌道計算により周期が約120年と求められたことから1980年代前半に回帰すると予想されていましたが、見つかりませんでした。回帰時の観測条件が極端に悪くて、人知れずやって来てまた戻っていったのではないかと考えられたりもしましたが、一部の軌道研究者が1737年に出現した彗星が同じものであると指摘し、それとの連結計算から近日点通過は1992年11月下旬になるとはじき出していました。それを裏付けるかのように、この彗星を母天体とする8月のペルセウス座流星群が1991年と1992年に大出現し、母彗星の回帰が近いと考えられるようになっていた矢先の再発見でした。結局、この年の近日点通過は12月12日で、その後の軌道計算により中国の古記録等にあるB.C.68年とA.D.188年に出現した彗星との同定もなされました。この写真は近日点通過の約2週間前に撮影したもので、明るさは5等級、尾の長さは3度以上に達していました。